【0才〜 の発達】 目の前の物を眼で追う のする方を見る。
いろいろな感触、皮膚感覚になれ親しむ いろいろな息の出し方ができる(物を吹く)。
握る、つかむ、破くなどの手指の操作ができる 簡単な道具の操作ができる。
身体の揺れを楽しむ。 姿勢を転換することに慣れる。
遊具に合せて身体を動かすことができるようになる。
目と手を協応させて操作する。 身体動作を模倣する。
目の前から消えた物を探し出す。 手の届かない所にある物を道具を使ってとる。
指差しの意味を理解し指差しで要求を伝える。 形や色の違いに気づき分類したりマッチングする。
ものを名前で理解する。 日常の簡単な言葉かけを理解する。
簡単な切り絵パズルを完成させる。 おもちゃを機能的にあつかう。
ものの並び方の規則性を理解する。 おもちゃを機能的にあつかう。
だれ、どこ、何、いつ等の疑問詞を理解する。 上下・中・前後・左右・そば等の位置関係を理解する。
大・小・長・短・高・低・軽・重や最上級、中ぐらい、同じ等の比較語が理解できる。
速い、遅い、急ぐ、ゆっくりが解り、時計が読める。日付や曜日のような時の流れに気づく
【2〜3才の発達】 戸外での遊びが始まり、それを喜ぶ。 反抗心が下火になり、物分りがよくなる。
遊び仲間としての友だちに関心を持ち、次第に競争心が出る。   テレビを見る時間が長くなる。
「なぜ?どうして?」の質問が出始める つもり遊び」に関心をもつ。
【3〜4才の発達】 名前を呼ばれると返事をし、集団生活ができる。 歯をみがき、ひもの結び目をほどいて服がぬげる。
ごっこ遊びつもり遊びを長く続け、電話に関心を持つ。       見聞きしたことを親や友だちに話す。
積み木でトンネルや門を作ったり、高く積んでスリルを楽しむ。   三輪車やブランコに乗れる。
  ※上記の各項目は一般的な発達の過程が記されたものであり、個別の環境・個性により発現の時期は当然前後します。
※商品は当店、及び当店の仕入先の在庫商品を掲載させていただいております。
※在庫状況は流動的ですので、在庫を切らしている場合はご了承をお願いします
【未来の国】各シリーズへ移動:ベビー用品室内ゲーム電子ゲーム各種未来について
発売元:アポロ ジグソーパズル 発売元:アポロ ジグソーパズル 発売元:サンスター文具 ジグソーパズル
品名:日本地図 4枚(各地方) 品名:世界地図 4枚(4大陸分) 品名:アンパンマンとみんなでゆうえんち
発注番号:YY-01 \1,000 発注番号:YY-02 \1,000 発注番号:YY-03 \500
備考:縮率約1/2,000,000、同縮率の
 白地図に組上げると日本地図が完成
備考:縮率約1/42,696,629、同縮率の
 白地図に組上げると世界地図が完成
備考:30ピース
 裏面はクレヨンで描いて、消せます。
発売元:サンスター文具 ジグソーパズル 発売元:サンスター文具 ジグソーパズル 発売元:セイカノート 3才〜
品名:知育パズル アンパンマン ひらがな 品名:知育パズル アンバンマン ABC 品名:セイカのパズル できるんです
発注番号:YY-04 \500 発注番号:YY-05 \500 発注番号:YY-06 各\500
備考:46ピース
 裏面はクレヨンで描いて、消せます。
備考:26ピース
 裏面はクレヨンで描いて、消せます。
備考:キューティハニー、ウルトラマンダイナ
発売元:セイカ ぬりえ 発売元:クーリア ぬりえ 発売元:クーリア ぬりえ
品名:えんぴつつかおう アンパンマン 品名:BOROT ひらがなドリル 品名:PINKY STARS ひらがなドリル
発注番号:YY-07 \250 発注番号:YY-08 \250 発注番号:YY-09 \250
備考:マイフアーストセイカ やってみようシリーズ
   1枚づつミシン目より切り離し可
備考:ひらがなひょう
    ごほうびシールつき
備考:ひらがなひょう
    ごほうびシールつき
発売元:トイローヤル 3才〜 発売元:早川玩具 3才〜 発売元: 3才〜
品名:カラフルねんど おべんとうセット 品名:ディノッシュ ウォーターガン 品名:動物プルトーイ
発注番号:YY-10 \1,570 発注番号:YY-11 各\600 発注番号:YY-12 各\350
備考:こむぎねんど7色、べんとう箱他 備考:飛距離約6m、強力圧縮タイプ 備考:赤・黄・黒・茶・ピンク
発売元:ピノチオ 3才〜 発売元:天田印刷 3才〜 発売元:キョクトウ 学習帳
品名:アンパンマンKOパンチ 品名:チャプチャプだいすきシール 品名:こくご 6マスノート
発注番号:YY-13 \2,900 発注番号:YY-14 \380 発注番号:YY-15 \170
備考:約41×60×27cm
    室内用
備考:おうろ遊び用シール
  ふく笑い・パズルの各シール入り
備考:中心リーダー入り。習字教室の
   練習ノートに使用されています。
発売元:ショウワノート ぬりえ 発売元:ショウワノート ぬりえ 発売元:セイカ ぬりえ
品名:ワンピース ぬりえ 品名:プラレール ぬりえ 品名:スーパー エクスプレス ぬりえ
発注番号:YY-16 \200 発注番号:YY-17 \200 発注番号:YY-18 \200
備考:とびだすメッセージカード付 備考:プラレールの紹介2シート付 備考:日本の列車カード付
発売元:セイカ ぬりえ 発売元:ショウワノート ぬりえ 発売元:ショウワノート他 きせかえ
品名:恐竜 ぬりえ 品名:トミカ ぬりえ 品名:きせかえ 各種
発注番号:YY-19 \200 発注番号:YY-20 \200 発注番号:YY-21 各\300
備考:恐竜じゃんけんカード2シート付 備考:トミカの紹介2シート付 備考:プリキュア・リカちゃん・ジュエル他
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発達課題(Development Task)について











































































 私達のお店には 「おじちゃん・おばちゃん久しぶり!」 と言って「赤ちゃん」を抱いたパパまたはママが
よく来店されます。  お顔を拝見すると少し前に小・中学生で当店馴染みのお客様であったような気が
する人達です。   当時のイメージが強いため、私たちも状況を即座に理解できず、ただ眼を見開いて
「えっ!」と返します。  するとパパやママになった人達は、ほぼ例外なく「そう・・・」と応えます。そして
「赤ちゃん」の名前・誕生月から始まって、住所、配偶者、馴初め、職業・・と、少しづつ当時にさかのぼっ
て行きます。 そこではじめて「時」が一致します。 その間に流れた「時」は見えませんが、それだけに
「当時」と「今」の違いがはっきりと解り、友達と遊びとアイドルが多くを占めていた話題が、「赤ちゃん」に
関しては、今やTVキャスターのような、いやもっと詳しく観察分析する動物行動学者のような話題が飛出し
てくるのには驚かされます。 当時あちこちに散漫していた目線は、今は正面を見据えて、時おり赤ちゃん
に目をやりながら話す姿は親としての充実感にあふれている様に見えます。
これこそ、まさに多くの発達課題をクリアした姿のように感じられます。
それでは、発達課題とはどのようなものなのでしょうか?
 発達課題(Development task)という用語は1930年代の米国の教育学会で使われ出したものを、
シカゴ大学の教育学部教授であつた「ハヴィガースト」が乳児期〜老年期までの全ての発達段階

(Development stage)における課題を体系的にまとめたものから本格的に普及しはじめたました。
「人間の発達」というテーマは[ベビー用品シリーズ]
でも触れましたとおり、「人格の発達=遺伝×環境」の
影響が強く、当然個人差があるため、共通の時期(発達段階)、項目(発達課題)を見つけだすのは容易
ではありません。 そのため、当初
ハヴィガーストは「S・フロイト」の精神分析・段階理論や「J・ピアジェ」
の発達理論などを参考にしながら、ある程度主観的に設定していた様ですが、その後文化的、社会的
要素等が加味された諸研究により批判・改良が加えられ、その有用性はかえって高まっております。 
人類共通に大体同時期に起こる「歩行」「発声」等の生物学的な発達課題と、「文字の学習」「結婚」等の
人種や社会文化に深く関わる発達課題があり、当然個人差があることも前提にして、ハヴィガーストや
E・エリクソンの「発達段階」を中心に、各種の立場をまとめると概ね次の表の様になります。

 発達段階           発 達 課 題         (★は発達課題  ☆は生物学的成長)
【乳 児 期】固形食摂取の学習、(離乳期の食事の扱いは子供の人格への影響が大変大きい)
         しゃべる事の学習、(意味のある音声を発し、他の人とコミュニケーションをとることを学ぶ)
(誕生〜2才)                言葉(単語)として意味を成すようになるのは1〜1.5歳
         ☆新生児は対象物の認知は感覚(音声認知は胎児終期)と運動(手を伸ばしての探索
           活動は6ヶ月頃から)によって行う。
         ☆8、9ヶ月以降で障害物を排除して目的物を手に入れる(知能のめばえ)行動が出現。
         ☆発声器官の神経と筋肉は誕生時にすでに準備が出来ている。
         ☆生後1年間に体重は3倍。 社会的・知的機能が急速に成長する。
         ☆人の脳は3才ごろまでに成人の脳の80%が形成され、10〜18ヶ月が知的能力を
           最大限に獲得する時期である。妊婦の栄養不良は乳児に破滅的な影響を与える。
         ※養育者は「抱きしめる」「見つめる」「話しかける」など赤ちゃんと連続的な接触を保つ。
         ※赤ちゃんの発達レベルに合った(観察することによって得られる)刺激が発達を促す。
         
《乳児は他の哺乳動物のように危険回避や健康維持などの生きていくための本能的行動
          をとることが出来ない (A・ポルトマン生理的早産説、約1年)、その分両親に委ねる事に
          なり、この間に自分を世話してくれる人と強力な情緒的きずな(愛着)を育て上げる。》

         
《新生児は世話されるだけの無能な存在に見える、しかし彼らは五感をフルに働かせて
          外界を探索し、日々知識を獲得している、泣き・ぐずり・微笑み・発声などは赤ちゃんが
          外界との接触を維持しようとするシグナルとして重要である、子供側からの働きかけに
          母親が適切に応答してあげることで「基本的信頼は築かれる、逆に「基本的不信」が
          築かれると破滅型の人格が形成される。》
【幼 児 期】歩行の学習、(移動能力は子供自身の制御感を高め、徐々にスピードが増してくる)
         ★
排泄の統制の学習、(2〜4才で社会的な許容範囲での随意的な排尿の学習
=子供が
(2才〜3才)                 受ける最初の道徳的しつけ。自分の衝動のコントロールの学習)
         ★
語彙の獲得(命名期)、(人・物等の事物に名称がある事を認識し、名称を頻繁に尋ねる)
(歩 行 期) ★
他者との社会的交渉と情緒的結びつき、(両親や兄弟姉妹や他人との情緒的結びつき)
         ★
遊びの学習と善悪の区別、(快が善で苦痛が悪の素朴な快楽主義からの脱皮の準備)
         ★
性差及び性に対する慎みの学習、(男らしさ・女らしさ。性的タブー視は後に影響大)
         ★厄介な2歳児、(欲しいものでもいらないと言う、やりたい事を他人に強要する、眠ったり
                     服を着たりする場合に自分だけのある種の儀式をする)
         ☆生後9ヶ月〜2才の間歩行のための生物学的な準備が整い、その後ヨチヨチ歩きをする。
         ☆排泄をコントロールする括約筋は1.5〜2才にならないと成熟しない。
         ☆「ごっこ遊び」のようなシンボル機能(この段階ではまだ反復性・可逆性無し)が生ずる。
         
《この時期で重要な発達課題は排泄の統制(トイレットトレーニング)であり、子供はこの人生最初
          の試練により自己を律することを学ぶ、また周囲の自分に対する評価も意識する、トレー
          ニングの成功体験は自律という意志を生みやがて自信となる、失敗は恥・疑惑と言う感情
          を生む、特に母親の態度が適切でないと自己卑下、コンプレックスを植付ける。》
         《食べる、着る等の日常家族が行う広範な活動が、自分にも出来るという成功体験が自信と
          なり次第に作業のみならず、感情もコントロール出来るようになるが、子供の遂行能力以上
          の課題に挑戦して失敗するとフラストレーション(欲求不満)に陥る。  これを回避するには
          親が子供と一緒に何かをして、子供に出来ることはやらせ、助けが必要な時にはいつでも
          助けてあげる方法が、次の課題に挑戦し、新たな能力を引き出す有力な手段となる》
【児 童 期】身体的技能の学習、(通常の遊びに必要な身体的技能の学習)
         ★
生活習慣の学習、(歯磨き、食事、片付け、お風呂、手洗いなど)
(4才〜11才) ★
読・書・算の基礎的技能の学習、(6才までに脳と眼による視覚的な記号の弁別)
         ★
ギャング・エイジ(徒党集団)、(6〜12才に見られ、閉鎖性が高く仲間意識・忠誠心を持つ、
           しかし、この群れ遊びは人間関係能力をはじめ、様々な社会的な技能を育む重要な活動)
(学 童 期) ★
友人関係及び男子・女子としての社会的役割の学習、(同性仲間集団、性別の好みなど)
         ★
自尊心の発達、(肯定的な自尊感覚を持つと積極性が現れ、その逆は消極的不安になる)
         
良心・道徳性・価値判断の尺度の発達、(家庭の役割、社会的な道徳性は学校も役割)。
         ☆生後数年間、脳が視覚に敏感で、記号や象徴に対する反応が高まる。 これは「読む」
           ことに対する臨界期(最も発達しやすい時期で、ここを逃すと以後の発達は困難)。
         ☆7才をすぎると動作の保存・反復性がなされ、可逆性も出てくる。
         
《3才をすぎると身体機能も発達し、子供が自発的に外界へ出てゆく準備が整う、仲間や身近
          な大人と相互交渉を通じて、他者の観点からもものを見ることが出来るようになる、他者を
          思いやる、援助するといった自主的行動や情緒が発達する一方で、基準に反した時や失敗
          したときの罪悪感といった情緒も発達し、この場合は消極性が強められる。》
         《学童期は学校という環境を核とし、知識の増加と体系化、論理的思考が発達する時期で、
          「りんご=果物=食べ物=植物」といった、対象物を複数の視点から理解できるようになる、
          毎日学校に通学し学業に励む行動が勤勉性を養う、他者との比較やコミュニケーションでは主体
          としての自己が認識されるのみならず、客体(公的な中での他者との比較)としての自己も
          認識され、その認識次第では有能感や劣等感という感情につながる。》
【青 年 期】自己身体構造の理解とそれの効果的使用
         ★
自我の発見と自己指導の強化及び親からの自立の達成
(12才〜23才) ★
社会人としての知識・理解・技能・態度の学習
         ★
職業の選択と準備、(自由が少なくなるため、葛藤と困難な決定をせまられる)
         ★
同年齢の両性仲間との成熟した関係
         ★
適切な社会的役割の学習
         ★
結婚と家庭生活への準備
         ★
行動の指針としての価値観や倫理体系の学習
         ☆12・3才から抽象的思考が可能になる(例えば算数で容積・体積や歴史で時間的認識など
           で、それ以前の年代の児童の学習科目に採り入れても理解は困難)。
         ☆男子はテストステロンの働きが活発になり、「声変わり」がしたり体毛が生えてくる。
           女子はエストロゲンやプロゲステロンの分泌が活発になり、丸みを帯びた体つきと月経がある。
         
《青年期は第二次性徴による身体的変貌を体験し、連動して自我発達が急激に進む大きな
          変動期(思春期)で、自分自身が他者の目にどう映るかを気にし、自分に与えられた社会的
          役割に疑問を持ち、周囲の人々の考えや価値観に疑問を抱くようになる。 自分の人格の
          特性や価値観などを主体的に考え、それまで周囲の大人によって育てられた自分の多様
          な特性のどれが本当の自分かに疑問を抱く。「私は誰か」「どこにゆこうとしているのか」と
          いう疑問に自問自答しながら本当の自分を模索し見つけてゆく過程(同一性)であり、その
          ために社会が与えてくれた猶予期間(モラトリウム)である》 とエリクソンは言っています。
【壮年前期】就職し経済的独立を果たし市民的責任を果たすこと
         ★
結婚し結婚生活に適応し子供を生み育て家庭を管理すること
(24才〜39才) ★
近隣・親類と適切に交際すること
         ☆母親が母乳を与える期間は正式には2年間であり、この間月経は休止している(D・モリス)
           2年後に再び妊娠したとすれば、ほぼ3年で次子を出産する。 しかし近年は6〜9ヶ月で
           母乳を中止し母親の生殖機能は早くなる。その分子供の口唇刺激接触が少なくなる。
         
《この時期は「結婚」が重要な出来事であるが、多くの若者は他人の中に、又他人を通して
          自分のアイデンティティ(心理学では自我同一性=自分にとって重要な影響力を有する人との
          一体感や同一視のことを言う)を見付けようとして結婚する、しかしこの時期のアイデンティティ
          は次の壮年後期に比べると、未だ選択的で初期的なものである。》
         《親となった夫婦で、母親は妊娠や授乳という生理的な関係を通して赤ちゃんと母子関係を
          築き心理的な関係が深められるが、同じことを父親に求めてもそれは無理なことである、
          父親は家庭運営にあたっての夫性を発揮する事で、妻の母性を豊かにする事が出来る》
【壮年後期】★中年の生理的変化を受容しそれに適応すること
         ★
社会変化に必要な適応をすること
(40才〜65才) ★
職業に精通し好ましい社会経済的地位を築くこと
         ★
望ましい家風の確立と維持
         ★
配偶者との人間的結びつき
         ★
年老いた親に対する責任を果たすこと
         ★
余暇を充実し市民的・社会的責任を果たすこと
         
《一般的に中年期と言われ、人生の有限性を自覚し、人生の後半ではそれまでの理想や
          価値観が逆転する。 すなわち壮年前期では職業や結婚・それによる家庭の構築等に向け
          られていた欲求が、人生の後半では上記のような、自己の内面的欲求や本来の自己実現
          に向けられるようになる。》
【老 年 期】★減退する体力と健康への適応
         ★
社会変化に対する適応
(66才〜 死 ) ★
退職と収入減への適応
         ★
同年輩の仲間との親和的関係
         ★
可能な限度での社会的奉仕
         ★
配偶者の死に適応すること
       《人は肉体が老化するにつれ、誰でも必ず子供っぽい特徴が蘇生する、肉体の老化に伴う
          能力の衰退と思われがちなこの特徴は、機能の低下が招くものではない、自分を取り巻く
          周囲の環境との関係を適応的なものにして、自分なりの意味づけをする為に人がバランス
          のとれる水準に移行する適応のための発達現象である。  しかしその一方では、老年期
          には各期で得たことを放棄することを意味する。 老年期においては他者に対して自分の
          人生を語ることによる意味づけ方が課題となる。 それは必ずしも事実を正確に語ることを
          意味しない。 自我の統合とは自分が歩んだ人生の捉え方、主体的な意味づけ方が重要
          である。 そこから得る徳は「英知」である。すなわち、「時代の英知」または民衆の「機知」
          を感知し、それを示すようになるという意味であり、老年期においてのみ、だれにでも成就
          する英知である》とエリクソンは指摘しています。

○発達課題は「人生の一定の時期あるいはその前後に生ずる課題」であり、それをうまく達成する事が幸福
  とそれ以後の課題の達成を可能にし、他方、失敗は社会からの非難と不幸をまねき、それ以後の課題の
  達成を困難にする。
○「人の発達においては生来色々な可能性が付与されており、どんな可能性が実現されるかは、その個人
  が何を学習するかにかかっている。」
 いずれも R.J.ハヴィガースト
○「発達課題達成の前提」は全て経験なり体験することです。  親や学校、職場の先輩、周りの人々が
  本人の発達段階で関わってきますが、この段階で「過保護」「過干渉」「放任」はほとんどの場合、本人
  の体験機会を奪ってしまい、本人が学習して課題をクリアしたとは言えなくなります。

 ここまで読み進められた方は「発達課題」とは恐ろしいものと思われる方も多数おられると思います。
「幸福か不幸」「善か悪」「失敗か成功」「適応か不適応」、そのどちらかしか無い。  もし課題
クリア
出来なければ不幸な人生を送らなければならない、特定の時期を逃すと二度とチャンスは巡ってこないと。
確かに科学である以上、実証性・再現性があり、事実として受け入れなければならないでしょうし、周りに
課題のクリアに失敗した事例や、もしかすると自分自身の中にも失敗例が認められる事もあるかと思われ
ます。 たぶん大部分の人達が何等かの発達課題のクリアに失敗しているものと思われます。 それでも
ほとんどの人がこの社会に普通に適応し、普通に生活しています。 欲求を持ち、行動し、達成し、失敗し、
満足し、落胆し、思考し、そして次の行動を行います。 人は「発達」するものという前提がある以上絶えず
新しい事(課題)に挑戦します。そこには失敗は付き物です。 ロボットのように「特定の課題」と「対応行動」
はプログラムされておりません。 そこが人間のツラさであり、生存の厳しさですが、逆に無限の可能性を
与えられた存在でもあるという事です。 したがって、私達は上記二番目の「人の発達は色々な可能性が
付与・・・」の部分を信じて、「一生涯絶えることの無い発達課題」にチャレンジしなければなりません。
なぜならば、人は生きる為に生まれながらにして備わっている能力はごく僅かであり、特に「幸せに生きる」
ための能力は適当(臨界期)な時期(老年期含む)に正しく身に付けなければならないからです。 乳・幼児期
は両親、家庭がこの「発達課題の達成」を助けてくれますし、またそのような保護のもとにしか生存が出来
ない分、他の動物よりも多くの知恵を得ます。  しかし児童期(学童期)以後は「家庭」という保護単位から
巣立ち、他の人格と触合い(対立・模倣・従属・協調など)ながら独自の人格を形成して行きます。  そして
人生の全ての期間をとおして「生きるための課題」に直面し、チャレンジし、自分なりの達成感を得ることに
よって、また未達成の場合は再びチャレンジする意欲をもって明日へのエネルギーを充たします。
 何度も繰り返しますが発達課題には「臨界期(増感期)」があり、この時期を迎えると自立や自己主張、又
環境に適応するための従来にはない行動が現れ、両親や周りの人達は戸惑い、対応に苦慮されるでしょう
が、この様な時こそ以前に身を持って経験された、しかも同系の遺伝や環境のもとに経験された、父母や
祖父母がこの上ない味方になることは間違いないと思われます。 その様にして世代間の伝達がなされる
と同時に、やり残しや失敗の経験が修正されて次代に引き継がれることを期待します。
 ※「人の発達」という大変幅広いテーマを題材にして、ごく短い誌面にまとめるには、具体的な例題を省く
  必要があり、どうしても学術用語や抽象的表現のみになってしまいました。  人間科学の夫々の立場
  から膨大な文献・資料が出ておりますので具体的にはそれらを参考にして下さい。