地域と情報の狭間に埋もれた「本質物」を求めて


産地直送品】 【商品登録の方法】 【生命の歴史】 【食糧自給】 【菓子の歴史
 私達人類は太古の昔より、その「生活」を自給自足することに頼って来ました。  「生活」と言っても許容時間から見て、その第一に来るものはまず「食」であり、当初は野生のものを獲って食べる、いわゆる「狩猟生活」であったものが次第に保存や量産が利く「栽培型の生活」が多くなってきました。 そこには「その日その日を過ごす」自然のままの生活から、「水」や「食糧」「土地」と言う「資源=権益」の確保とともに、新たな争いの種が発生したのでしょうが、それと引き換えに「定量収穫」と、それに使う「時間配分」と「分業」が可能になりました。 
そこに「より便利で快適な生活」を求める
「文明」が発展したものと思われます。
「栽培型生活」を営む為には「適地」が必要になります。 それはなにも農林水産業の一次産品
に関わらず、二次加工工業製品においても「人、資源、地理的位置、その他に関わる適地」が存在していたのですから、当然、地域社会の重要な構成要素としてあります。  水を含むさまざまな自然条件がその条件の中に入るのは当然ですが、自然というものはただ待っているだけで自分達の条件に合うようになってくれるかというと、ほとんどの場合そうはいきません。  そこで、私達の先達は過去の経験を参考に「試行錯誤」を繰り返して、少しでも自分達の条件に合うように創意工夫をこらしたに違いありません。               荘 園
まさにこのことが「文明」そのものであり、地域の歴史であり、地域の財産であると思われます。
 その意味では現在ある全ての人の住む地域が、過去の実績からして「産業適地」であると言えます。   しかし、この「産業適地」というものは自給自足の経済から、「分業の経済」に移行するとともに「分業の相手先」の要求が変化したり自地域内での条件が変化したりして「適地」でなくなることもあります。
この自地域内での条件の変化とは、大きく分けて管理運営の基本である「人・モノ・金」に関するもの。 さらにはそれを実行しようとする「精神的な意志」の存在が必要であると思われます。

すぐ近世までは地方単位で各々独立した管理体系を持ち、地域の特性を生かした産業構造の維持、発展が行われてきたものが、近代産業革命とともに、そのテリトリーが従来のものより大きく拡大され、国家単位、更には地球規模になりました。    そこには、大量生産、大量消費によって
1点当りの生産コストの低下=大衆化が可能となり、その事が私達の生活を大きく向上させてくれたという側面は忘れてはならず、さらにその事が新たな技術革新を誘発し、将来に大いなる期待が持てるようになりました。 まさにそれは「現代の文明」そのものであり、私達はこの流れは決して止められないものであり、又止めてはならないものであると思います。
だからこそ、その反対の側面である生産と消費の効率化の為の都市集中と、それによる
地域社会の物心両面での過疎化点と点による地域のつながり、等の負の側面を補う努力が多くのところで成されなければ、「現代の文明」そのものを止める「関」ともなりかねません。

 地域社会がその伝統と財産を生かし、「面としての機能」を再生することによって、国土としての拡がりと余裕が可能となり、近世までの地域社会とはまた違った意味での、潤いのある人と人とのつながり、将来に対する期待と可能性、「地域」「国土」「地球」「自然」に対するアイデンティティ(帰属意識)の拡大がはかられるものと思われます。
大量生産、大量消費、効率化、低価格化、一点集中、技術革新などの一連の流れは前に記しました。 
この流れは我々の将来に大切な「文明の光」を当ててくれる事も再度確認します。
その上で、この流れを止めない為にも負の側面である
「地域社会の偏り」と「過疎化」の傾向をここで何としてもくい止めなければなりません。
その為には「人・モノ・金」と「適地」と「伝統」という財産に加えて「精神的な意志」の存在が必要と考えます。 この「意志」を形成するための大きい要素として、将来に対する可能性と期待感があるのはまず間違いないものと思われます。
 昨今IT革命(情報技術革新による新産業の創造)が大々的に叫ばれるようになりました。
今後ますます情報の一般化と共に情報の地域間格差が無くなってくる事が予想されます。 
情報技術革新というものは何も情報産業のみが恩恵をこうむるものではありません。
情報の細分化をすることにより、需要、ニーズの情報の細分化、個別化がはかられ、そのことによる生産及び物流の小口でなおかつ個性に富み、選択幅のひろい流通形態が望まれるようになります。   この小口物流・小口販売はまさに私達が営む「小売業のあるべき原点」であり、「宝島の経営理念」の冒頭で記しましたように、「その情報と共に物を取り寄せてお客様に手渡す、運送業の役割を担って」宝島はこの社会に参加させていただいております。
流通には製販三層の意志の一致点が必要です。 生産者、製造業者は自分達の「人・モノ・金」と「適地」と「伝統」を生かして最良の物を生産するでしょうし、流通業者は「生産者」と「消費者」の両方の情報を吸収して両者を物流するでしょうし、又消費者は自分達の生活をより快適にしかも自分達のライフスタイルに合ったものを得ようとするでしょう。 
そこには情報が最も重要なカテゴリーとして存在する事は確かです。 
特に生産者側の情報を消費者に伝えることは大変重要であると考えます。 何故ならば、商品を含む生産者側の情報は産地や企業の伝統、苦闘がその中に含まれるからです。 その苦闘が商品に磨きをかけるからです。 製販三層のニーズと知恵が凝縮されます。 高度経済成長期の工業化と都市集中による効率化は、ともすれば画一的な、所謂工業製品を生み出してきました。  その結果、
消費者にとっては選択肢が狭まるという負の側面も受け入れなければならなくなりました。
その負の側面を補うのは点を面としてつなぐ「流通システム」でしかあり得ません。
 
流通=商品⇔情報+運送と単純に考えた場合、もちろん生産者が直接行うことが出来ますが、消費者に対する情報としては品目が少なく、選択肢の多様性に欠けるという弱点もあります。 逆に現代の流通をリードする量販店では少量では扱い難いという弱点もあります。  このギャップを埋めることが出来なければ、いつまでたっても地方は特定の業種をのぞいて点のままの構造は変わりません。 そして何かと効率の良い都市集中の構造は変わりません。 この構造を変えるには「官」は民業圧迫などとは言わないで、法改正してでも地域再生のために積極的に流通システムに参加する気概が欲しいですが、「民」のほうでも積極的に「小口」を拾っていく努力をしなければなりません。 1つの品物を精魂込めて造るのが生産者の原点であるとすると、1つの品物が売れると1つ追加し、消費者の反応を小まめに拾っていくということが商いの原点です。
      そこで、次に「地域再生への運送システム・送料」をシミュレーションしてみました。
運送システム・運送料模式図
項 目 生産者 地域産業
協同体
地域
自治体
卸売り
・問屋
小売店
・量販店
消費者 1個口
送料
1個当
り送料
4個締
め送料
1個当
り送料
12個締
め送料
1個当
り送料
生産者直売
→消費者
960〜
1270
80〜
106
生産者
→小売店
960〜
1270
80〜
106
1590〜
2320
33〜
48
生産者
→卸・問屋
1620〜
2550
11〜
18
協同体直売
→消費者
960〜
1270
80〜
106
地域協同体
→小売店
1620〜
2550
11〜
18
地域協同体
→卸・問屋
1620〜
2550
11〜
18
自治体集荷
→消費者
540〜
850
45〜
71
自治体集荷
→小売店
540〜
850
45〜
71
540〜
850
11〜
18
1620〜
2550
11〜
18
自治体集荷
→卸・問屋
540〜
850
45〜
71
540〜
850
11〜
18
1620〜
2550
11〜
18
条件:ヤマト運輸・宅急便を例にとって、沖縄・北海道・一部離島をのぞいて、みかん箱サイズを1個口(商品12個入)として、
    1個口100サイズ、4個締め160サイズ、12個締めは別途契約、として計算(単位円・小数点以下四捨五入)しました。
☆地域自治体では直接販売することは出来ないでしょうが、「地域産品・特産品」の展示スペースをショーウィンドウと
 して確保するべきですし、「市報・町報」や「ホームページ」誌上で地域生産者の産品を積極的に販売援助するべき
 で、なおかつ小口生産者の販売集積・運送集約をはかる仕組みを企図すべきと考えます。 なぜならば地域活性化
 は、まだ地域の人的・物的財産が残っている現時点での「行政の至上命題」であるはずです。 
私達は大量生産、大量消費の時代をごく直近まで経験し、現在もなおかつその恩恵に浴しているだけに、非効率的な小口、個別情報、さらには地域情報を積極的に取り入れることを行わなかった事を反省します。 
 ☆そこには素晴らしい「宝物」が発見されることを期待します☆
 それはとりも直さず、地域の持っている潜在、顕在能力
を出来る限り広く
 紹介
していく事
が我々小売業の責務であると考えます。 
   そこで次の提案をしたいと思います。
本質物とは?(宝島の新造語で、解りにくければ申し訳ありません。 何か適当な言葉があれば教えて下さい)
○一般的な流通市場に受け入れられるには
  イ、顧客ニーズに合ったもの(流行を含む)
  ロ、いわゆる「良品廉価」
  ハ、適度の量があるもの
 が基本的要件として求められますが、これらの要件を満たすものは、当然のこととして、
 すでに一般流通市場に乗っているものと思われます。
 これらの要件を満たさないもので、また逆説的に見れば、満たさないがゆえに顧客の
 ニーズはあるが、一般市場に乗りにくいものが大量に埋もれているものと思われます。
○そこで当地「フリーランド」では生産者側、消費者側共、量的には少量であっても、
 また、顧客ニーズは特殊な用途に限られるものではあっても、本来そのものが持つ
 「本質的な性質をより鮮明に表したものを紹介していきたいと思います。
 具体的には今後に待ちますが、この事が生活の幅を拡げ、さらには地域の活性化に
 つながれば幸いです。
◎一例です!!
 ★ 大量生産でない為、設備投資等に多くを割くことが出来ず、従って手作業を多く
    要した生産物(工業品を含む)。
 ★ 本来の生産品の製造過程で生じる副産品、間引き物、削りカス 等
  未熟品、半製品 等
  地場産品、地域特産品 等
 ★ いわゆる珍し物。.
  発明品・アイディア品 
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