【 産 品 一 覧 】 |
出品NO : 001(3、ホームページリンク) ※当店では販売しません。購入は下記「結プラザ」へ直接お問合せ下さい。 |
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NPO法人 トカラ・インターフェイス、ホームページURL=http://www.tokara-yui.com/ |
十島村特産品販売所 「トカラ結プラザ」 住所:鹿児島市泉町13-13 TEL:099-223-0420 |
品名:宝の塩 |
ジャンル:海産品、塩 |
天然物 |
出品者:宝島・塩の会 |
産地:鹿児島県十島村 |
生産時期:年中 |
規格・サイズ:1袋 250g×6袋 |
価格:¥3,150 (1箱6袋入り) 送料別途 |
自然海塩について |
当店に上記の「トカラ結プラザ」から「宝の塩」が届けられましたので、早速写真撮影をしていたところ、小学生低学年の
一団が入店して来ました。 「おじちゃん これ何!」 「これ宝島で売るの?」 「からい?」 など興味深々です。
少しづつ舐めてもらったら、かなり意外な反応がありました。
口に入れる前 → 舐めた後 が10数人おり、 口に入れる前 → 舐めた後 はわずか2・3人でした。
中には何故か「甘い」と言って、数回舐めに来る子もいました。
その後、年齢を上げ、色々な評価を聞きましたが、総じて「美味しい」という評価が大部分を占め、「ピリピリしない」とか
「海のにおいがする」「何か分からないが少し違う」などの意見がありました。 ただ、高年齢になる程、表現がにぶく
なるのはどうした事でしょう?
私的にも「きゅうり」「いちご」「焼肉」などの付け塩や「うどん」に少し入れたりして賞味したところ、「既存の塩とは違って
本当に美味しい」と言う事は十分判りますが、私達も高年齢のせいか、それ以上の表現が出来ません。
そこで、「なぜ?」という疑問に駆られ、「塩」特に「自然塩」とはどんなものであるのか?について多少調べてみました。
「塩の成分」
当店HPで約45億年前地球誕生から「生命の歴史」を紹介しましたが、海が形成された当初の海水は現代の海の塩分
濃度(約3.5%)の約100分の1と推測されており、ほとんど淡水に近かったようです。 それが、地殻変動等によって
地中の塩類が溶け出し、徐々に海中の塩分濃度は増してきたのですが、約6〜5億年前、超巨大のゴンドワナ超大陸の
出現と、その陸地に含まれているあらゆる物質が塩と共に雨水により溶出し、海水中に溶け込んだと言われます。
水の最大の特徴である「溶かす」という行為は、海を栄養豊富な海水に変え、やがて生物の進化・増殖につながって行く
のですが、このような地球環境の変化と生物の変化の調和・関連性は、現代の私達人類と海水の成分がよく似ていると
言う点でも色濃くその痕跡を残しています。 すなわち、人間誕生の最初の地「母体内の羊水」では、生物誕生の最初の
地である海水の単細胞動物と同じくエラ呼吸をし、その後10ヶ月間をかけて急激に(生物が5億年をかけた進化過程の
生命維持のメカニズムを)進化させるということです。 したがって、羊水の成分比率が海水と極めて近いというのも理解
出来ますし、それにより育まれた人体の成分にも近いものがあるということも理解されます。 (下表)
|
主要元素の存在量順位 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
水 分 |
塩 分 |
|
海 水 |
水 素 |
酸 素 |
ナトリウム |
塩 素 |
マグネシウム |
イオウ |
カリウム |
カルシウム |
96.5% |
3.4% |
|
母体羊水 |
水 素 |
酸 素 |
ナトリウム |
塩 素 |
炭 素 |
カリウム |
カルシウム |
マグネシウム |
約98% |
約0.9% |
|
人 体 |
水 素 |
酸 素 |
炭 素 |
窒 素 |
ナトリウム |
カルシウム |
リン |
イオウ |
60〜70% |
約0.3% |
このように生命活動に重要な働きを持つ「空気」「水」「塩」、そして海水から採取される塩の中に含まれるマグネシウム、カリウム
カルシウム、その他のミネラル(微量栄養素)が人体に心地よい適合性を持たせてくれ、その事が上記のような「美味しい」と
いう感覚に結びつくものと思われます。
もう少しこの味覚について分解すると、自然塩の主力を占める塩化ナトリウム(約78%)は「塩辛い」味覚を感じさせ、次に
多い塩化・酸化マグネシウム(約16%)はニガリの主成分であるだけにまさに「苦味」を感じさせ、カリウム(約2%)は酸味を
感じさせるるものです。 それにカルシウム(約4%)と、炭素・ヨウ素・鉄など70種類もの微量元素が加わって「まろやかさ」
の感覚を生み出しているようです。
「塩の製造」
それでは私達が現代普通に使用する食卓塩(国産食塩の99%を占有)はどうしてこの「まろやかさ」がないのでしょうか?
それにはわが国の「塩の専売制」「工業化」という明治以降の近代化の時代の要請が大きく関わってきます。
海に囲まれたわが国では、縄文時代の狩猟・肉食生活から、弥生時代の農耕・菜食生活にその食生活の基盤を変え、
従来、動物より採っていた塩分を海水から採る必要性に迫られてきました。 そして藻塩焼き、塩池、塩浜、塩田などと
様々に工夫をこらして塩を採取して来たのですが、海水の3.4%の塩分を取り出す作業は、生活必需品であるに関わらず
労働生産性の大変悪い作業でした。 明治時代、開国により安価な外国産塩に対して自給体制の確立と日露戦争の戦費
調達という目的から1905年「塩の専売制度」が実施され、1997年に同法が廃止されるまで一般では扱えませんでした。
この間、1965年には世界で初めて「イオン交換膜法(ナトリウム純度99%超)」による画期的な高生産性の製塩法が開発され
現在の食卓塩を席巻しています。 したがって、この40年近くの間、私達日本人が口にする塩はこのナトリウム100%に
近い「精製塩」だったわけですが、その事が「塩」というものは辛くてピリピリする調味料、保存料というイメージを植え付け
たのではないでしょうか。 そして、昔から普通に口にされてきた「自然海塩」の味が、なつかしい味として、また初めて
口にするのではあるが「いつか味わった事のあるような」味として受け入れられているような気がします。
ただし、効率化された精製塩が食卓塩を席巻している事が大きい問題であるとは考えられません。 確かに、精製塩には
身体に良いとされるミネラルが除かれていますが、バランスの良い普通の食事からの摂取を軽視して、少量使用される
調味料・添加物から採ろうとすること自体に多少の無理があるように感じられます。
ただ美味しいだけで充分でしょう。
わが国の工業化・都市集中は1960年代の高度経済成長期に一気に加速し、産業構造のみならず地域社会、家族社会
等を含めた社会構造をも大きく変えました。 近代製塩工業もこれと期を一にし、技術革新の結果、広い塩田の他への
利用、工業原料としての塩の利用、安価な輸入塩との対抗、等の新しい時代のニーズに対応してきました。 私達が塩と
言うとほとんどの人は調味用食卓塩を思い浮かべるでしょうが、実はわが国の塩消費量のわずか4%に過ぎず、大部分
がソーダ工業用(石鹸、消毒液、ガラス、紙工業等)に、さらに合成皮革・ゴム・繊維や化学薬品、家畜飼料用などを含める
と、消費量の96%を占める現状から見て、食卓塩としての「塩」は工業的に無視されても仕方のない状況にあります。
そんな「塩製造」の実態の中から「塩の専売制度の廃止」にともなって、少量ながら「自然の海水」から根気良く抽出する
「自然海塩」の製造が少しづつ拡まって来ています。
黒潮洗う、豊かで、透きとおった自然に包まれた「宝島」「小宝島」の海から根気良く抽出されたエキス、それが子供達の
目を(○○)にした原動力ではなかったのでしょうか。 |
出品NO : 002(1.生産者直売)※当店では販売しませんが、購入のお問合せは当店にして下さい。 |
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品名:生鮮きゅうり |
ジャンル:農産品、果菜 |
ハウス物 |
出品者: |
産地:鹿児島県鹿屋市 |
生産時期:10月〜翌年3月 |
規格・サイズ:L・M寸、もろきゅう、花まるきゅうり |
価格:¥時価(1箱約50本入り) 送料別途 |
上記の「宝の塩」を付けた「きゅうり」を一口ガブリ・・・。 バリッ、ボリッとした独特の食感が頭蓋骨を通じて耳に快く
伝わります。 そして次の瞬間、若い果実であるが故の多少渋みを帯びた快い刺激とともに、ジューシィでまろやかな
甘さと自然海塩のゆるやかな塩味がミックスした軽快な食感が口いっぱいに広がります。
それでは、この「きゅうりの美味しさ」と言うものはどこからきているのでしょうか? そしてわが国では1世帯当り年間
約11sと果菜類ではトマトに次いで第2位の消費量をほこる重要食材となった経緯はどの様なものだったのでしょうか?
「きゅうりの歴史」
インドの北、ヒマラヤの山麓で野生種から進化し、約3000年前から栽培され、生食としては世界でも最も多く食されて
いる草果物です。 西回りでは紀元前には西アジアに定着、その後ヨーロッパに伝播(主としてピクルス種)しました。
同じ頃東回りでは、西域より伝わり(胡の国の瓜=胡瓜)、わが国へは奈良時代に種が出土している事から、それ以前に
は既に伝わっていたのでしょうが、成長すれば黄色い皮が硬くて苦い(黄瓜の語源)この食材はあまり普及しなかつたよう
です。 きゅうりが本格的に栽培されるようになったのは江戸時代中期以後で、この時期の社会情勢は江戸時代初期に
開墾・水利等のインフラの整備が一段落して税金が軽減され、庶民生活や文化が飛躍的に向上した時期で、自然循環の
リサイクル思想に根ざした農業技術や食品加工技術も発達し、甘藷、みかん、果ては桜の木(染井吉野)まで品種改良が
行われました。 さらに珍味や漬物などの発酵・保存技術も格段に進展し、その結果「瓜の中でも味が悪く下品なもの」と
されていた従来のきゅうりの欠点を補うべく品種改良が盛んに行われ、漬物用に多く使われ各地の伝統野菜として現代に
も残っています。 さらにその後も品種改良が加えられ、現代では白いぼ、ブルームレス(かぼちゃ台木への接木による)
きゅうり等生食用(サラダ、酢の物・和え物、寿司など)に多く消費されるようになって食卓には欠かせない食材となりました。
「きゅうりの成分」
日本食品成分表という資料が文部科学省から公表されています。 国民の健康維持、増進を目的に昭和25年に538品目
が公表されて以来、数次の改訂を経て現在5訂2005品目、36項目にも及ぶ膨大な資料で、多方面に利用されています。
その中から「きゅうり」を中心に主要食品を抜粋しました。
「5訂日本食品標準成分表より」 可食部100g当たりの数値
食品名 |
きゅうり |
ニガ
ウリ |
キャ
ベツ |
トマト |
リンゴ |
オニ
ギリ |
食
パン |
即席
カップメン |
牛肉
赤モモ |
豚肉
赤モモ |
鶏卵 |
牛乳 |
母乳 |
コーラ |
煎茶
液 |
ビール |
生 |
ヌカ漬 |
塩漬 |
エネルギーKcal |
14 |
27 |
16 |
17 |
23 |
19 |
54 |
179 |
264 |
448 |
140 |
128 |
151 |
67 |
65 |
46 |
2 |
40 |
水 分 g |
95.4 |
85.6 |
92.1 |
94.4 |
92.7 |
94.0 |
84.9 |
57.0 |
38.0 |
5.0 |
71.7 |
73.0 |
76.1 |
87.4 |
88.0 |
88.5 |
99.4 |
92.8 |
タンパク質 g |
1.0 |
1.5 |
1.0 |
1.0 |
1.3 |
0.7 |
0.2 |
2.7 |
9.3 |
10.7 |
21.9 |
22.1 |
12.3 |
3.3 |
1.1 |
0.1 |
0.2 |
0.3 |
脂 質 g |
0.1 |
0.1 |
0.1 |
0.1 |
0.2 |
0.1 |
0.1 |
0.3 |
4.4 |
19.7 |
4.9 |
3.6 |
10.3 |
3.8 |
3.5 |
- |
40 |
- |
炭水化物 g |
3.0 |
6.2 |
3.7 |
3.9 |
5.2 |
4.7 |
14.6 |
39.4 |
46.7 |
56.9 |
0.4 |
0.2 |
0.3 |
4.8 |
7.2 |
11.4 |
0.2 |
3.1 |
ナトリウム mg |
1 |
2100 |
1000 |
1 |
5 |
3 |
微量 |
200 |
500 |
2700 |
52 |
50 |
140 |
41 |
15 |
2 |
3 |
3 |
カリウム mg |
200 |
610 |
220 |
260 |
200 |
210 |
110 |
31 |
97 |
210 |
360 |
370 |
130 |
150 |
48 |
- |
27 |
34 |
カルシウム mg |
26 |
22 |
26 |
14 |
43 |
7 |
3 |
3 |
29 |
190 |
4 |
4 |
51 |
110 |
27 |
2 |
2 |
3 |
マグネシウムmg |
15 |
48 |
15 |
14 |
14 |
9 |
3 |
7 |
20 |
27 |
24 |
26 |
11 |
10 |
3 |
1 |
2 |
7 |
ビタミンB1 mg |
0.03 |
0.26 |
0.02 |
0.05 |
0.04 |
0.05 |
0.02 |
0.02 |
0.07 |
0.68 |
0.09 |
0.96 |
0.06 |
0.04 |
0.01 |
0 |
0 |
0 |
ビタミンB2 mg |
0.03 |
0.05 |
0.03 |
0.07 |
0.03 |
0.02 |
0.01 |
0.01 |
0.04 |
0.53 |
0.22 |
0.23 |
0.43 |
0.15 |
0.03 |
0 |
0.05 |
0.02 |
ビタミンC mg |
14 |
22 |
11 |
76 |
41 |
15 |
4 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
1 |
5 |
0 |
6 |
0 |
食物繊維 g |
1.1 |
1.5 |
1.3 |
2.6 |
1.8 |
1.0 |
1.5 |
0.4 |
2.3 |
2.3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
- |
- |
0 |
食塩相当量g |
0 |
5.3 |
2.5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.5 |
1.3 |
6.9 |
0.1 |
0.1 |
0.4 |
0.1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
上表を見ても明らかなとおり「きゅうり」の成分は水分が非常に多く、トマトよりも、またビールやコーラよりも水分が多く
含まれているのが特色です。 このほとんど水と言ってもよい様な成分の中にも、カリウムやカルシゥム、マグネシウム
などの微量栄養素や食物繊維も含まれており、これらがミックスして独特のジューシィさやシャリ感を醸しだすのでは
ないでしょうか。 そしてまた、この水分が圧倒的である事が、水の優れた特徴である「他の物質を溶かす作用」をよく
引き出し、ヌカ漬や塩漬などの漬物にする時には他の成分を引き込んで、飛躍的にミネラル分の増加を図ることが出来る
のではないかと思われます。
この「標準成分表」ではきゅうりやキャベツはほうれん草のように旬の時期をはずれると極端に栄養素が変わることは無い
という結果が報告されています。 したがって路地物もハウス物も成分に有意差は無く、そのセイかどうか、現代では
出荷量の約7割がハウス物で占められています。
上表の「成分表」では主題の「きゅうり」以外の主要食材の一部を抜粋しましたが、概観してお分りのとおり、純粋加工食品
でない限り、程度の差はあるもののそれなりの栄養素は含まれており、「バランスのよい食事」が如何に大切であるかが
示されています。 ただそのバランスを崩す食生活に追い込まれる条件(気象、仕事、勉強、病気、等)は避けることが出来
ない場合も多々あります。 そんな時、例えば水を摂ることも出来ない病人でもスープは飲むことが出来るといわれる様に
、水分が圧倒的に多くてさっぱりとして食べやすく、しかも適度のビタミン、ミネラルを含んだ「きゅうり、等」が適当な食材と
して考えられます。 |
出品NO : 003( ) |
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品名: |
ジャンル: |
※ |
出品者: |
産地: |
生産時期: |
規格・サイズ: |
価格:¥ |
備考: |
出品NO : 004( ) |
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品名: |
ジャンル: |
※ |
出品者: |
産地: |
生産時期: |
規格・サイズ: |
価格:¥ |
備考: |
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