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夢=願 望・希 望 | 夢=眠 る・朧 気 | ||
オーストリア帝国ハプスブルグ家歴代の夢、 シェーンブルン宮殿はマリア・テレジアによって 世界の人々が訪れる夢の宮殿になり ました。 そこには時代が可能となった 世界の文物を集め、自分達のヨーロッパ 文化に優しく溶け込ませようとする試み がありました。 |
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宝島は![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この中で、なんとなくイメージは解るが、一番バクゼンとしていて、その実「つかみ所がない」のが 《夢の国》ではないでしょうか。 |
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それは「夢」と言われるもの自体が、睡眠時の仮想体験であったり、将来の目標であったり、理想で あったり、願望であったりして、人それぞれに違う定義やイメージが持たれている事にもよるでしょう。 |
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私達、宝島では創業当初より5つの国のコーナー分けを行っており、それぞれのコーナーに看板を 下げております。 それを見て納得や疑問などさまざまな会話が交わされますが、「《夢の国》ってなに」 という質問を受けたことは一度もありません。 |
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それだけ「夢」という言葉は曖昧モコとしてはいるが、それぞれの人が、それぞれに納得できる不思議 な言葉のようです。 |
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宝島のような不特定多数のお客様が来られるようなお店では、そのそれぞれの人によって「夢」に 対する受取り方や感じ方が違うのは当たり前ですし、ちょっと伸ばせば適えることが出来る小さな願望 も「夢」の一つである一方で、現実にありえないものを思い描く「ファンシー」 (空想的・幻想的・装飾的 ・説話的・気まぐれなどを表現するかなり曖昧な形容詞) の要素も「夢」の一つであり、それらの要素が 店内に渾然一体となっていることが望まれます。
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しかし、「夢」が将来実現したい大きな目標であったり、願望であったりした場合は出来るだけ具体的で あるほうがより目標に近づくことは言うまでもありません。 |
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そこで、「夢」というものについてもう少し考えてみたいと思います。 | |||||||
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よく使われる言葉で、「夢のような」とか「夢中」「初夢」などがありますが、宝島の ![]() ニュアンスは含まれておりますので、多少触れておきます。 |
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人間が夢をよく見るのは、浅い眠り(レム睡眠)の時が圧倒的に多く、睡眠中は「浅い眠り」と「深い眠り」 (ノンレム睡眠)を繰返しています。 |
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浅い眠りのレム睡眠の時、脳は活動しているので、はっきりとした「夢」を見ます。 | |||||||
「夢」の内容を記憶するのは大脳で、通常の起きている時の「体験の記憶」と同じ領域にあり、「夢」を 記憶している能力は極めて低く、短時間で消えてしまうという特徴があります。 したがって起きてしまうと、 どんな夢を見ていたのか忘れてしまうことが多く、「夢の内容」を分析していくと、眠る前24時間以内か、 長くて数日以内の出来事に関わることがほとんどで、ドイツの心理学者フロイトによると、日常生活で考え られないような「夢の内容」も細かく分析してゆくと、日常生活のどこかに関連していると言われます。 |
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しかし、この「夢想」も人の思考要素の大切な部分であり、「魅力的で、非現実的な夢」を持つことが出来る ために、先人たちは様々な苦労を重ね、その夢を現実のものにしました。 |
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ここに一つの例として、トーマス・エジソンのあまりにも有名な言葉がありますので、載せておきます。 | |||||||
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☆ 「出来そうだとか、丁度良いと思うものの中だけから選んでいると、 本当に欲しいものを見失い、妥協だけが残ることになる。」 |
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IBM創業者トーマス・J・ワトソン・シニア | |||||||
☆ 「早く成功したいなら失敗を二倍の速度で経験することだ。 成功は失敗の向こう側にあるのだから」 |
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もうひとつ、京セラの稲盛和夫会長は次のように言われています。 | |||||||
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「暮らしの手帳」の編集者花森安治は次のように残しております。 | |||||||
☆ 青春は待たずにいきなりやってきて胸をしめつけ、わびしく、苦しく、さわがしく、 気がつけば、もう一気に過ぎ去っていて、遠ざかる月日の長さだけ、 悔いとうらやみを残していく。 |
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私達宝島ではお子様達の将来に関わる「大きな夢」のきっかけになる様な事は出来ません。 特に小・ 中学生の場合、「将来の夢」は普段ほとんど意識されていないようです。 時おり来店者に体験程度に クレペリンテスト・職業興味テスト・職業適性テストなどをしてもらった事もありますが、その興味の方向は TVや雑誌の娯楽番組に向いているようです。 ところが、高校生になると、アルバイト等で社会とのつな がりが出て来るからでしょうか、かなり具体性のある夢に近づいているようです。 |
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たしかに「空想」や「ちょっとしたやりたい事」は夢とは言わない、といった意見もあります。 私たちも 子どもたちを通じて、普段それを実感します。 ただ、前記のように一人の人間が体験できることには限界 があり、それを補うものとして、作者の思想を含む体験が織り込まれた「本」による体験や、「遊びを通じて の模擬体験」により、子供達の「一人一人の夢」が一つづつ皮がむけて、現実的なものになって行く(すぐ に手が届くという意味ではなく)ような気がします。 |
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このプロセスで子供達の純真さが失われるとか、「大きな夢」が無くなるとかの心配が出てくるでしょうが、 実際には「夢・ドリーム」と言うものは、実体験ではなく、思考上の体験であるため、完全に消失してしまう ものではなく、いつか適合する場や時期がきたら蘇ることは、そう難しいことではありません。 |
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私達、宝島ではこの「模擬体験」という点でお客様の「夢」と関わってくるのですが、これは、この「夢の国」 のみではなく、「冒険の国」「未来の国」「希望の国」の多くの部分でも同じです。 |
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「夢の国」では「ちょっと幸せ」という「日常の身近な夢」を体験してもらうことをテーマにしました。 | |||||||
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